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高橋 新

真の「最先端技術」に触れたいエンジニアにとってのパラダイス

高橋 新

ピクシーダストテクノロジーズ入社までのキャリアを教えてください。

大学の専攻は化学で、新卒で化学メーカーに入社。2年ほど研究開発とそのビジネス化に携わり、そこから8年はカメラ関連のビジネスサイドを経験しました。その後、再び研究開発部門に戻ったのですが、ビジネス現場のスピード感に慣れた身には、社会に対しインパクトを与えるにはあまりにゆっくり時間が過ぎているように思えてしまったのです。優秀さという軸だけではなく、アクティブに動いてものごとを動かしている人の価値は大きいと感じていました。そんな時にピクシーダストテクノロジーズ(以下、PXDT)と出会い、企業内の研究開発部門ではできなかった企業とのR&D活動を、PXDTで行っていくことにしたのです。

化学というバックグラウンドから、PXDTにたどり着いたのはなぜですか。

大学では化学をやりながら電気系統のことにも手を出しましたし、大学院でも触媒という化学の本流ながら、実験装置を作るためのシミュレーション計算や回路の製作、モック作りなどまで行っていました。前職のメーカーも大企業とはいえ新しい部門の所属が長かったため、大企業の割には反骨心旺盛な集団で育ちました。もともとの専門性に捉われずに何でもやろうという性分や能力は、そうした中で培われたものだと思います。それが実は、PXDTのエンジニアとして大事なポイントでもある気がします。

高橋さんがハードウェアエンジニアとして、PXDTで関わってきたプロジェクトについて、教えてください。

数多くありますが、SOUND HUGはその一つです。音楽を身体で感じられる球体型のデバイスです。もともとは落合が開発をしたLIVE JACKETという、数十個の超小型スピーカーを仕込んだジャケットへの反響から、「耳の不自由な方にも視覚(光)と触覚(振動)で音楽を楽しんでもらおう」と、普及させやすいローコストを目指した開発に着手しました。これまでに「耳で聴かない音楽会(公益財団法人日本フィルハーモニー交響楽団)」、「Hard Rock Family Live(ハードロック・ジャパン)」などの音楽イベントを実施し、好評を博しています。SOUND HUGは、マイクで拾った音楽をリアルタイムで光や振動に変換させることで視覚や触覚による⾳楽体験を可能にします。技術的な難しさというよりは、聴覚障がいがある方々にどうやって「感覚」を届けるか。そのコントロールが挑戦でした。誰もやっていない領域ですから。アンケートをとりながら今も少しずつ改良を進めていて、だいぶ良いものになりました。社会課題解決にも通じるプロジェクトです。2020年はさらに多くのイベントでSOUND HUGを使っていただけそうなので、楽しみです。

やりたいと思っていたR&Dは、PXDTで存分にできていますか。

想像以上ですね(笑)さまざまな業界、企業からの期待も大きく、これまでの環境とは比べ物にならないほど生きた課題感が次々に持ち込まれます。一般に企業では、R&D部門が扱うのはシーズであって、現場により近いところにあるニーズについては、該当する事業部が行なっていることが多いです。ですから、多くのエンジニアの方々は、シーズ寄りの課題を薄々感じながらも、現職では手がけられる環境ではない、ともどかしく感じられていることが多いのではないでしょうか。世の中にはエンジニアが解決できるものがたくさんあるのに、放置されてしまっているように思います。

PXDTが協業するのは大手一流企業であることがほとんどです。相手の企業内に、専門性と優秀さをもったエンジニアが数多くいます。そうした企業がPXDTとの協業を求めるのはなぜでしょうか。

「動ける」ことだと思います。私たちはプロトタイピングも行いますし、分からないことがあれば知見のある方を探してすぐに聞きに行きます。問題解決のためには手段を選びません。大企業にいると、優秀なエンジニアの方々も社内の様々な取決めにより過度に行動が制限されてしまったり、会社の看板を直接的に背負うためにやりにくいこともあるのではないでしょうか。当社では経営陣のすばやい判断で進められることが多く、現場でもかなりの裁量を持たせてもらっているので、何かを推進する際のサイクルやフィードバックが圧倒的に早いです。だからこそ動けて、実際に課題解決ができるのです。

ハードウェアエンジニアならではの、PXDTの面白さは何でしょうか。

個人に合わせてですが、実は、社内ではハードウェア、ソフトウェアで領域をそれほど明確に分けてはいません。ハードウェアを扱う上で、ソフトウェアも必要になりますし、その逆もあります。専門性を極める道もありますが、何でも扱える幅の広さは求められますね。これまでソフトウェアだけを究めてきたエンジニアでも、その専門性を活かしつつ、PXDTでは他の領域にも興味を持って積極的に幅を広げてもらえると面白いと思います。エンジニアの側から提案することは、いくらでもできます。「この技術をこんな使い方もできるのでは」といった実験もやらせてもらえますね。つくばみらい市に開設したテクノトープという広大な研究拠点も最高です。屋内外含め、あらゆる環境を再現して実証実験が可能なスペースがあり、空間センシングなどいくらでも試せます。やりたいことがすぐできる場所があるというのは強みですね。

エンジニアの方々に向けたメッセージをお願いします。

技術に関しては、確実に最先端のことをやっていると自負しています。外部に公表できることはほんの一部にすぎないので、いつもお伝えできないのが歯がゆいのですが・・・。いわゆる、エンジニアなら誰もが目を輝かせるようなことが多種多様に行われています。アカデミアで生まれたばかりの技術にも携わることができる会社ですから、真の「最先端技術」に触れたいエンジニアにはパラダイスです。
もう一つ、社会実装の実現という点でも圧倒的だと感じます。それは、他社には見えてもいない社会課題を見抜き、実際に解き方を提供できているからです。多くの企業では、調査や文献に基づき、会社や事業の方針に則ってプロジェクト化し、プロダクトを作ってはみたけれど売れませんでした、ということが少なくありません。しかしPXDTでは、本当にこれを解決したらみんながハッピーになるようなことに挑戦し、実現しています。他とは異なる視点やアプローチで、根深い問題に挑戦するのはやりがいのあることです。技術的にも、現状の技術だけではなく、さらに踏み込んだアカデミックな技術までを総動員できます。ビジネスにおいても技術においても、最先端に取り組めるのがPXDTだと思います。
手を挙げればいくらでも挑戦できる会社ですが、一人ひとりが強い意志を持たなければ、やりきれないともいえます。世の中の誰も解いたことのない問題を解き続けるわけで、簡単ではありません。ただ、成功のためには失敗も許される環境ですから、自身が実現したいビジョンがあるエンジニアには最高の場所だと思います。

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